キズナーズリンク――キズナアイちゃん達の応援ブログ

キズナアイちゃん達を応援する1ファンのブログです。アイちゃんだけでなく、loveちゃん・あいぴー・のんちゃん(春日望さん)のことも応援しているので取り上げていこうと思います。

神曲「ラブしい」の感想&歌詞の意味考察

はいどうもー!キズナー所属、motoです。

ついについに、キズナアイちゃんと花譜ちゃんのコラボ曲、「ラブしい」のMVが公開されましたね!私も何度となく聴いています。

川谷絵音さんが2人のために作詞・作曲した「ラブしい」。今回はこの曲&MVの感想と、気になる歌詞の意味について自分なりに考察していきたいと思います。

キズナアイちゃんと花譜ちゃんのコラボ発表を聞いて

7月29日にキズナアイちゃんと花譜ちゃんのコラボCD「愛と花」が出ることが発表されたとき、歓喜したとともに「どんな曲になるんだろう?」という想像を巡らせていました。

私はアイちゃんも花譜ちゃんも好きなので発表前から2人ともよく聴いていましたが、アイちゃん本人も言っているように、普段歌う曲のテイストや歌い方は結構違います。

Kizuna AI オリジナルソング「AIAIAI」

花譜 オリジナルソング「過去を喰らう」

なので、このようなジャンルの異なる2人の歌声が交わったらどうなるのか。気になって気になって、曲の公開まで疑問とワクワクが止まりませんでした。とりあえず「愛と花」のCDは迷うことなくポチりました。

 

神曲「ラブしい」の感想

私が「ラブしい」を初めて聴いたのは、水野良樹さんのラジオ番組にアイちゃんがゲストとして出演して、初公開として曲が流れたときです。

出だしから「ラブラブラブしい」と始まる2人の歌い出し、もうこの時点で心をつかまれてしまいました。一曲聴き終わった感想は、とにかく美しすぎる。ヤバい。

本当に美しいものの前には語彙力が消失してしまうということをこの曲で初めて実感しました。

キズナアイちゃんの全身に染み入り透き通るような美しい歌声と、花譜ちゃんの鳥肌が立つほどに感情へと心へと響いてくる歌声。2人の声が絶妙に交わっては分かれ、また交わっていく…。ピアノなどの演奏もそこに加わり、2つの美声とのハーモニーが奏でられる。

思わず息を呑んでしまう、地上のものとは思えない美しさ、まさに神曲です。もうこれは「ラブしい」と表現するしかありません。

 

8月7日に公開されたMVの映像も素晴らしかったです。普段はそれぞれ別の場所・空間で活動している二人が、美しくも幻想的な世界の中で出会い、少しだけ手を取り合って一緒に歌う、といった感じでしょうか。

本当に全ての瞬間が美しくて、どこを切り取っても素敵なのがすごいです。特に私はアイちゃんと花譜ちゃんが2人でハートを描くシーンが好きです。

また、最後に2人が手を繋いで、波打つシーンに切り替わって終わるのも余韻がすごいです。

本当に最高すぎて、公開された21時から日付が変わるまで、また変わってからもしばらくずっと何時間もリピート再生してしまいました。何度聴いても飽きるどころか、むしろその輝きが増して感じられる、これが神曲ということなんですね。

ちなみにイヤホン推奨です。もちろん普通に聴いても美しいのですが、イヤホンをするとより、2人の声が分かれたり合わさったりする感覚や、ピアノの伴奏の音色とのハーモニーを感じることができます。

 

「ラブしい」の歌詞の意味考察

ラブしいの歌詞はMV公開の1日前に公開されました。

この「ラブしい」の歌詞ですが、最初に見た時から、独特の言い回しや世界観だったので「どういう意味だろう?」と疑問に思っていました。MVが公開されてからも、この歌詞の意味を捉えるのは簡単じゃないなと感じました。

もちろん、それもまた「ラブしい」のミステリアスな魅力で、そもそも神曲、天界に属するような曲を地上の言葉で完全に理解するのはできないのだと思います。ですが、やっぱり気になるところではあるので、以下私なりに歌詞の意味の考察をしていきます。

 

曲全体のテーマの考察

まず、歌詞の特にキーワードとなるものから、「ラブしい」の曲全体のテーマを推察していきたいと思います。キーワードとしては以下が挙げられるかなと思います。

  • ラブしい
  • 夜間飛行
  • 共鳴中心世界線
ラブしい

「ラブしい」は曲名でもあるので最も重要です。単純に考えると「ラブ(love)」+「しい」なので「恋しい」「愛しい」といった意味合いになるとは思います。

しかし、この曲全体が表すテーマ性によって「ラブしい」の意味やニュアンスは変わってくるので、最後の最後に改めて考えたほうが良さそうです。

曲の中で「幻」は何度も登場してきます。しかも「まだ離さないで幻 」「ラブしい今日の幻 」など、何か大切なものを象徴するものとして「幻」が使われているように思われます。

夜間飛行

「夜間飛行」は夜になって自由に飛び回ることをイメージさせます。昼間が現実だとしたら、夜間は夢。想像力が開花し自由が広がる夜の夢の世界、といった意味合いでしょうか。

また、「ラブしい」では「逃避行ならぬ夜間飛行」と、「逃避行」ではないということが歌われます。これは、夢の世界が現実からの逃避というネガティブなものではなく、もう一つの生きられる真実なんだ、といったポジティブな意味合いとして「夜間飛行」が使われている、ということなのかもしれません。

共鳴中心世界線

この言葉は歌の中で何度も出てくる重要なものでありながら、最もその意味を思い悩んだ言葉の一つです。「共鳴/中心/世界線」とは一体なんだろうと。

ですが、キズナアイちゃんと花譜ちゃんの歌い方を聴いていると、切り方を変えた方がいいような気がしてきました。つまり、「共鳴中/心世界線」ということです。

異なった2人の「心の世界線」が「共鳴している」。そう考えると、意味が少しわかるような気がします。

 

さらに、以上の4つのキーワードに加えてアイちゃんのこのツイートも全体のテーマを考える上でヒントになるでしょうか。

 「ジャンルが違う私たちが少しだけ手を合わせてできた音、絵。」これを踏まえると、以下のような解釈ができるように思います。

普段いる現実では決して交わることがないはずの、別々の世界にいる2人。その2人が短い夢の中でだけ心の世界線を合わせ、繋がり合う。

これはもちろん幻の世界。だけど単なる現実逃避じゃない、もう一つの生きられる真実の世界。この世界にいられる時間は限られている。だけど2人は惹かれ合う。異なった心の世界線を共鳴させながら。

これは愛なのだろうか、恋なのだろうか。わからない。けれども、たまらなく愛しい、恋しい。ラブしい。

この解釈に沿うと、全体のテーマとしては「異なる世界にいる2人が幻の中で交わって惹かれ合うラブしい気持ち」ということになります。

「異なる世界にいる2人」は、キズナアイちゃんと花譜ちゃんのことと捉えることもできますし、バーチャルの世界にいるアイちゃんもしくは花譜ちゃんと、現実世界にいる私(私たち)のことと捉えることもできそうです。

 

「ラブしい」の歌詞それぞれの箇所の意味

以上の解釈を踏まえて、「ラブしい」の歌詞のそれぞれの箇所の意味も考えてみます。

導入部

ラブしい導入部

最初の部分では、夢の世界を受け入れるかどうか葛藤がありながらも、惹かれ合う心によって進んでいく様子を示していると考えられます。

はためく心
ギリギリまで迷ってたんだろう

【解釈】旗のように揺れ動く心で、夢の世界に入るかどうか、最後まで迷っていたんだろう。

姑息な良心
ギリギリまで好きだったんだろう

【解釈】普段は昼の現実にとらわれた狭いものの考え方をしているけれど、本当は夢の世界の先にいるその人を、どうしようもなく好きだったんだろう。

理想を並べる陽炎に
なってしまう前に
私たち少しだけ手を合わせるの 

【解釈】 昼の現実の世界での理想を並べて陽炎のようになって幻の世界が消えてしまう前に、私たちは夢の世界で少しの間、手を合わせるの。

「まだ離さないで幻 …」の箇所

ラブしい(まだ離さないで幻の箇所)

「まだ離さないで幻…」の部分は、この曲全体のテーマである「異なる世界にいる2人が幻の中で交わって惹かれ合うラブしい気持ち」を一番ダイレクトに伝えている部分と考えられます。

まだ離さないで幻
繰り返す逃避行ならぬ
夜間飛行で私たち
共鳴中心世界線

【解釈】まだ幻の世界から離れないで。 何度も何度も繰り返す夜の夢の世界への旅行―これは決して現実逃避じゃない、もう一つの真実の世界―で、私たちの異なる心の世界線は共鳴して、一緒に同じ時間を過ごすことができるの。

眩しい方へ走るわ
悲しいなんて言わない
だから離さないで幻
共鳴中心世界線 

 【解釈】眩しくて美しい夢の世界へ走っていくわ。昼の現実の世界じゃないなんて悲しいことは言わない。だから幻の世界から離れないで。私たちの異なる心の世界線は共鳴して、一緒に同じ時間を過ごしていくの。

「あなたの好きなとこだけ…」の箇所

ラブしい(「あなたの好きなとこだけ…」の箇所)

この箇所は、幻の世界で惹かれ合って一緒の時間を過ごす中での、愛の語り合いとして考えることができると思います。

あなたの好きなとこだけ
切り取っていたいの
苦しいとこは合わさって
半分になればいいの 

【解釈】せっかくの夢の世界にいるのだから、あなたの好きなところだけを切り取っていたいの。でも、もし苦しいところがあるのなら、私も一緒になって、その苦しみを半分にできたらいいと思うの。

「 ラブしい今日の幻… 」の箇所

ここは「まだ離さないで…」のところと似ていますが、少し昼の現実の世界を意識して気持ちが揺れ動いているのではないかと思います。

ラブしい今日の幻
恋しくて嫌になる
あのね、夜間飛行のグレーゾーンで
共鳴中心世界線

【解釈】ラブしい今の幻の世界。あなたがラブしくて恋しくて、これが夢の世界だと思うと嫌になる。そんなことを思ってはだめ。夜の夢の中に入って、私の世界の境界線まで進んで行って、あなたの心の世界線と共鳴していくの。

「永遠に走るべく祈れ …」の箇所

ラブしい(永遠に走るべく祈れ…の箇所)

この箇所は本当に悩ましい部分です。ただ、夢の世界で交わった惹かれ合う2人が、離れないように模索しながら一緒に新しい答えを探して、誓い合おうとする、というような解釈が立てられるのかなと思います。

永遠に走るべく祈れ
私、ありのままでいれるように
手にした後でも歌え
休む間も無く私たち答えなきゃ 

 【解釈】あなたとのこのラブしい時間を永遠にできるように祈りたい。幻の世界、夢の世界であっても、ここであなたといる私が、ありのままの私なの。あなたと手を合わせた後でも、この世界にずっと一緒にいられるように、答えを探し続けないと。休んでなんかいられないわ。

あなたの影を照らして
間違いなら共に探してあげる
恋をしたような勇気で
幻の約束を果たそう 

 【解釈】あなたの不安の影を照らしてあげたい。この幻の世界にいることが間違いだって思っているのなら、一緒に新しい答えを探してあげる。これが本当の恋なのかわからない。だけど、どうしようもなくラブしいこの気持ちだけは本当。だから、幻だったとしても勇気をもって、誓い合おう。これから先もずっと一緒にいることを。

 

以上、「ラブしい」歌詞の意味について考察してみました。ただもちろん自信をもってこれだっと言えるような代物ではありません。先にも述べましたが、「ラブしい」はミステリアスな歌詞ですし、それが魅力の一つでもあります。

歌詞の意味について、「私はこう解釈したよ」という方がいましたら、是非教えていただけるとありがたいです。

それでは、キズナアイちゃんと花譜ちゃんの神曲「ラブしい」をこれからもたくさん聴いていきましょう!

 

「ラブしい」でキズナアイちゃんのことが気になった方へ

こちらの記事でアイちゃんの魅力を他にも知ることができるので、よければ合わせてご覧ください。